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セカンドビザの取り方 ― 88日ルール完全ガイド

読了目安 8分最終更新 2026年6月

2年目のワーホリ(セカンドビザ)を取るには「88日の指定労働」が必要です。何を・どこで・どう証明するのか。失敗しやすいポイントも含めて、詳しく解説します。

セカンドビザとは

ワーホリビザ(subclass 417/462)は通常1年間ですが、1年目に規定の「指定労働(Specified Work)」を完了すると、もう1年(2年目)滞在できるセカンドビザを申請できます。さらに2年目に規定を満たせば3年目(サードビザ)も可能です。

88
日の指定労働(セカンドビザ)

1年目のビザ有効期間中に、指定地域・指定産業で88日(約3ヶ月)働く必要があります。サードビザは179日です。

⚠ 重要な変更点

2024年7月以降、イギリスのパスポート保持者はこの88日ルールが免除され、指定労働なしでセカンド・サードビザを申請できるようになりました。日本を含むその他の国籍は引き続き88日が必要です。国籍による違いがあるので、必ず自分の条件を確認してください。

対象となる産業

指定労働として認められるのは、政府が「地方の労働力不足」と定めた産業です。主なものは以下の通りです。

植物・動物の栽培/飼育収穫・植付け・剪定・パッキングなど(最も一般的)
建設業指定地域での建設作業
鉱業マイニング。時給が高い傾向
漁業・真珠養殖fishing and pearling
林業tree farming and felling
災害復興洪水・森林火災などの復興作業
観光・ホスピタリティに注意

観光・ホスピタリティ(カフェ・ホテルなど)も対象ですが、これは「北部オーストラリア」または「リモート/非常にリモートな地域」でのみカウントされます。たとえばケアンズやダーウィンのカフェは OK でも、地方都市ビクトリアのカフェは対象外です。農業・建設が「地方ならどこでも OK」なのと条件が違う点に注意してください。

対象となる地域(ポストコード)

指定労働は指定されたポストコード(郵便番号)の地域で行う必要があります。都市部(シドニー・メルボルン中心部・ブリスベン都市圏など)は対象外です。一方で以下は全域が対象です。

  • 北部準州(NT):全ポストコード対象
  • 南オーストラリア州(SA):全ポストコード対象
  • タスマニア州(TAS):全ポストコード対象
  • その他の州は指定ポストコードのみ(NSW・VIC・QLD・WA は一部地域)
⚠ 最大の失敗ポイント

「対象外のポストコードで働いてしまい、88日がまるまる無効になる」のが最も多い失敗です。雇用主の事務所が対象地域にあっても、実際の作業場所が対象外だとカウントされません。働き始める前に、必ず作業場所のポストコードを Home Affairs 公式サイトの最新リストで確認してください。ポストコードは随時更新されます(2025年4月にも森林火災の影響で地域が追加されました)。

88日のカウント方法

88日は「シフトの数」ではなく、決められたルールで数えます。主に3つの方法があります。

  1. カレンダー日方式フルタイムで継続雇用されている場合、実際に働いていない週末や祝日、雨で作業中止になった日も「雇用が継続していれば」カウントできます。月〜金でファームで働いたら、土日も数えられます。
  2. 給料日方式(ペイスリップ方式)給料が支払われた日数を数える方法。最もシンプルですが、週末を含められない分、より多くの実働日が必要になります。
  3. 時間方式7.6時間=1日として換算します。
よくある誤解

「週35時間働けば7日分にカウントされる」と思っている人が多いですが、これはフルタイム雇用(週38時間・有給の休息日を含む契約)の場合のみです。多くのバックパッカーが該当するカジュアル雇用(園芸アワード)では、実際に働いた日しか数えられません。余裕を持って95日以上を目指すのが安全です。

88日ちょうどを狙わず、余裕を持って

証明のしかた(超重要)

88日を働いても、証明できなければ意味がありません。書類不備はセカンドビザ却下の最も多い理由です。以下を必ず揃えましょう。

  • 給料明細(Payslip):氏名・雇用主名・ABN・勤務日・時給・源泉徴収額が記載されたもの。すべて保管。
  • 雇用証明書(Reference Letter):各雇用主から、勤務期間・業務内容・勤務地を確認する手紙。
  • 納税記録:ATO の Income Statement / PAYG。
  • 銀行明細:給料の振込履歴。ペイスリップと照合できるように。
  • Form 1263:雇用証明フォーム(雇用主のサインが必要な場合あり)。
  • 作業中・作業場所の写真(日付入りだとなお良い)。
⚠ 絶対にやってはいけないこと

日数が足りないからといって、偽のペイスリップを買ったり、実際は働いていないのに「働いたことにしてもらう」のは重大な不正です。Home Affairs は全申請に雇用確認調査を行っており、発覚すると単なる却下ではなく、PIC 4020 により3年間ほとんどのビザ申請ができなくなるペナルティが科されます。絶対にやめましょう。

キャッシュジョブは NG

現金払い(税records が残らない働き方)は、指定労働としてカウントされません。証拠が残らないためです。セカンドビザを狙うなら、必ず TFN を提出し、ペイスリップが発行される正規の雇用で働きましょう。「現金で日数を稼ぐ」は通用しません。

✏ YourMate's Note

ファーム選びは本当に当たり外れが大きいです。悪質な業者に当たると、対象外ポストコードだったり、給料未払いだったり、日数を稼げなかったりします。契約前に「ポストコードは対象か」「ペイスリップは出るか」「TFN で働けるか」の3つは必ず確認を。ワーホリ仲間の口コミや、信頼できる労働者派遣(レイバーハイヤー)を使うのも手です。

ファームは"どこで働くか"が9割

申請の流れ

  1. 88日の指定労働を完了する(1年目のビザ有効期間中に)
  2. 証明書類をすべて揃えるペイスリップ・雇用証明・納税記録など。
  3. オンラインで申請ImmiAccount から subclass 417/462 のセカンドビザを申請。
  4. 結果を待つ1年目のビザ失効前に申請すれば、審査中はブリッジングビザで滞在できます。
FAQ

セカンドビザについてよくある質問

88日は同じ職場で連続して働く必要がありますか?+

いいえ。複数の雇用主・複数の地域に分けて合算できます。1ヶ月フルーツピッキング、次の月に別のファームで、という形でも問題ありません。それぞれが対象地域・対象産業・正規雇用であることが条件です。

イギリス人は本当に88日不要になったんですか?+

はい。2024年7月以降、イギリスのパスポート保持者は指定労働なしでセカンド・サードビザを申請できます。ただし日本を含む他の国籍は引き続き88日(サードは179日)が必要です。国籍ごとに条件が異なるので公式情報で確認してください。

ポストコードのリストはどこで確認できますか?+

Department of Home Affairs(移民局)の公式サイトで最新のポストコードリストが公開されています。リストは随時更新されるため、働き始める前に必ず公式サイトで最新版を確認してください。(出典:Department of Home Affairs)

ファーム以外でもセカンドビザは取れますか?+

取れます。建設、鉱業、漁業、林業なども対象です。鉱業は時給が高い傾向がありますが、専門資格や安全講習が必要な場合があります。観光・ホスピタリティは北部・リモート地域限定という条件付きで対象です。

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Q&A ページにもよくある質問をまとめています。ビザ条件は変わりやすいので、最終確認は必ず移民局公式サイトで。

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