その前に:USI を作ろう
RSA や White Card などの公的資格を取得するには、まず USI(Unique Student Identifier)という学習者番号が必要です。これは無料で、政府公式サイト(usi.gov.au)から作成できます。ワーホリビザでも、オーストラリア国内にいれば作成可能です。資格取得の前にこれを用意しておきましょう。
飲食・接客で働くなら
RSA(アルコール提供資格)
Responsible Service of Alcohol の略。アルコールを提供・販売するすべての仕事に必要です。州ごとにルールが違い、NSW・VIC・ACT・TAS は対面講習が必須(オンライン不可)、QLD・SA・WA・NT はオンラインで完結できます。取得した州でしか使えない点にも注意。飲食で働くなら最初に取っておきたい資格です。
RSG / RCG(ギャンブル提供資格)
Responsible Service of Gambling の略(NSW では RCG と呼ばれます)。ポーカーマシン(スロット)を置いているパブやクラブ、カジノで働く場合に必要です。RSA とセットで求められることが多く、パブ系の求人に応募するなら両方あると強いです。
バリスタコース
これは法的な必須資格ではありませんが、カフェ大国オーストラリアでバリスタとして働くうえで、エスプレッソマシンの使い方やラテアートの基礎を学べるのは大きなアドバンテージ。コーヒー文化が根付いているので、経験ゼロから始めるならコースで基礎を押さえておくと採用されやすくなります。
Food Handling(食品衛生)
食品を扱う仕事での衛生管理の基礎を学ぶ資格。必須とされる職場もあり、持っているとキッチンや調理補助の仕事で有利になります。安価でオンライン完結なので、飲食希望なら取っておいて損はありません。
建設・工事で働くなら
White Card(建設安全カード)
正式名称 General Construction Induction Card。建設現場で働くために法律で義務付けられた資格です。建設は時給が高めの仕事が多く、体力に自信があれば狙い目。全国で有効ですが、TAS だけは別途 Service Tasmania での申請が必要です。ファーム以外のセカンドビザ狙い(建設業)にも関わってきます。
RSA・RSG・バリスタをセットで受けられる「バンドルコース」を提供しているスクールもあります(例:3点セットで A$300 程度、2日間)。飲食で本格的に働きたいなら、個別に取るより割安になることが多いです。
資格の費用は、確定申告(タックスリターン)のときに「仕事に必要な経費」として申告できる場合があります。受講したときの領収書は必ず保管しておきましょう。数十ドルとはいえ、積み重なると結構な額になります。
レシートは捨てずに取っておこう
結局どれを取ればいい?
目的別にざっくりまとめると、カフェ狙いならバリスタ+Food Handling、パブ・バー狙いなら RSA+RSG、レストラン狙いなら RSA、建設・高時給狙いなら White Card が基本の組み合わせです。まだ方向性が決まっていないなら、汎用性の高い RSA を最初に取っておくと、飲食系の求人にすぐ応募できるようになります。