Trouble

口座が凍結された、詐欺にあった…銀行トラブルの対処法

読了目安 5分最終更新 2026年6月

「突然カードが使えなくなった」「知らない出金がある」―― ワーホリ中に銀行トラブルが起きると、言語の壁もあって焦ります。でも大半のトラブルには決まった対処手順があるので、先に知っておくだけで全然違います。

よくある銀行トラブルの種類

ワーホリで報告されることが多いトラブルをまとめると、大きく以下の4つに分けられます。

トラブル 01

口座・カードの凍結

住所変更の未届けや、不審な取引を検知した際に銀行側で自動的にアカウントをロックするケースが最多。

トラブル 02

身に覚えのない出金・不正利用

スキミングやフィッシング詐欺による不正アクセス。気づかないまま少額が引き出されているケースも。

トラブル 03

給与・送金が届かない

BSB やアカウントナンバーの入力ミス、またはシステムエラーによる着金遅延。

トラブル 04

求人詐欺・前払い詐欺

「採用確定、先に登録料を払って」「口座を貸してほしい」などの手口。ワーホリを狙った詐欺は年々巧妙化しています。

口座・カードが突然使えなくなったとき

焦らずまず原因を確認しましょう。オーストラリアの銀行は不審な取引(普段と違う場所や金額のATM利用など)を検知すると、自動でカードを一時停止することがあります。住所変更の未届けで本人確認が取れなくなった場合も同様です。

  1. 銀行アプリ・ネットバンキングにログインカードが「Locked」になっていればアプリ内でロック解除できる場合があります。まずここを確認。
  2. アプリで解決しない場合は電話か支店へ各銀行のカスタマーサポートに電話(通常24時間対応)。英語に不安がある場合は、翻訳通訳サービス(TIS: 131 450)を経由できます。
  3. 本人確認書類を用意パスポートと、登録した電話番号・住所の確認が求められます。住所が変わっている場合は最新のものに更新を。
  4. 解決するまで予備の支払い手段を持っておくWise デビットカードや少額の現金を別に持っておくと、復旧待ちの間も詰まらずに済みます。
予防が一番

引っ越すたびに銀行アプリから住所変更をする習慣をつけておくと、凍結リスクをグッと下げられます。また、海外旅行(オーストラリア国外に出る)前に銀行アプリで「渡航先の通知」を設定しておくと、不審取引と判定されにくくなります。

住所変更、引越しのたびに忘れずに

身に覚えのない出金を発見したとき

取引履歴を見て見覚えのない出金がある場合は、すぐに行動することが重要です。オーストラリアの銀行は不正利用の被害に対して返金対応(チャージバック)を行う義務がありますが、報告が遅くなるほど手続きが複雑になります。

  1. すぐカードをアプリでロック不正利用中のカードはアプリの「Freeze Card」または「Lock Card」機能で即時停止できます。
  2. 銀行に不正利用を報告(Dispute a Transaction)アプリ内の「取引を報告する」か、カスタマーサポートへ連絡。「Unauthorized Transaction(不正取引)」として報告します。
  3. 新しいカードを発行してもらう不正利用されたカードは破棄し、新しいカード番号を発行してもらいます。アプリ内で申請できる銀行が多いです。
  4. パスワード・PIN を全て変更ネットバンキングのパスワード、PIN ともに変更。同じパスワードを使い回していた他のサービスも確認しましょう。
⚠ 注意

「あなたの口座が不正利用されました。今すぐこちらに連絡を」というメッセージ(SMS・メール)が届いても、記載されている電話番号には絶対に電話しないでください。銀行を装った詐欺(フィッシング)の可能性が高いです。必ず銀行公式アプリ、またはカード裏面の番号に直接電話しましょう。

ワーホリを狙った詐欺の手口

日本語で近づいてくる詐欺が増えています。代表的な手口を知っておくだけで、かなり防げます。

  • 求人詐欺:SNS やワーホリグループで「日本語が話せる人優遇」「週3でA$1,500」などと誘い、採用確定後に「登録料」「ユニフォーム代」「ビザ申請費用」を要求してくる。実在しない仕事で、お金を払った時点で連絡が途絶えます。
  • 口座貸し出し詐欺(Money Mule):「あなたの口座にお金を受け取って転送するだけで報酬を払う」という依頼。マネーロンダリングの共犯になる犯罪行為で、口座凍結・強制退去・刑事責任を問われる可能性があります。絶対に断ってください。
  • 偽装 SMS / メール:銀行や郵便局(Australia Post)、ATO(税務署)を装ってリンクをクリックさせ、ログイン情報を盗む手口。公式ドメイン以外のリンクは開かないこと。
先に経験した人より

「うますぎる話には必ず裏がある」は本当です。怪しいと思ったら、ワーホリ仲間や信頼できる人に相談してから動くのが一番。

焦って動かないことが最大の防御

困ったときの連絡先まとめ

  • CommBank(CBA):13 2221(24時間)/ アプリ内チャット
  • ANZ:13 13 14(24時間)/ アプリ内チャット
  • NAB:13 22 65(24時間)
  • Westpac:132 032(24時間)
  • 通訳サービス(TIS):131 450(日本語対応あり、銀行との電話に通訳を介せる)
  • 詐欺被害の報告先(ScamWatch):www.scamwatch.gov.au
FAQ

銀行トラブルについてよくある質問

英語が話せなくても銀行に問い合わせできますか?+

できます。TIS(通訳・翻訳サービス)を131 450 に電話し、「Japanese(日本語)」と伝えると日本語の通訳を介して銀行と話すことができます。このサービスは無料で利用できます。

不正利用された金額は返ってきますか?+

オーストラリアの銀行は不正利用に対するチャージバック(返金)義務があり、速やかに報告すれば多くのケースで返金されます。ただし、本人がパスワードを教えてしまったケースなど、過失があると判断される場合は返金されないこともあります。

口座貸し出しの依頼を断ったら相手に怒られました。どうすればいいですか?+

断って正解です。口座の貸し出しはマネーロンダリングへの加担とみなされ、ビザ取り消しや刑事責任を問われる可能性のある犯罪行為です。威圧的な態度をとられた場合は、Australian Federal Police(AFP)またはオーストラリア国内の警察(000)に相談できます。

送金したお金が相手に届いていないようです。+

まず BSB とアカウントナンバーに入力ミスがないか確認してください。正しい場合は、送金した銀行に「Transaction Reference Number(参照番号)」を伝えて追跡を依頼します。SWIFT 送金の場合は中継銀行で止まっていることもあるため、2〜3営業日は様子を見てから問い合わせましょう。

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