まず結論:渡豪後6週間以内ならパスポートだけで OK
オーストラリアの銀行口座開設には「6週間ルール」というものがあります。入国してから6週間以内であれば、基本的にパスポートのみで口座を開けます。6週間を過ぎると、運転免許証や公共料金の請求書など、追加の身分証明書が必要になってくるので、着いたらなるべく早めに済ませておくのが安心です。
銀行によっては、オーストラリア到着の14日前からオンラインで申し込みできて、到着後に支店で本人確認するだけ、というところもあります。渡航前に手をつけておくと、着いてからの忙しい時期がちょっと楽になります。
TFN がなくても口座は開けるよ
必要なもの(基本パターン)
- パスポート(必須)
- オーストラリア国内の住所(仮の滞在先でも OK な銀行が多い)
- オーストラリアの電話番号(SIM 契約後がスムーズ)
- 初回入金用の現金(A$50 程度あれば十分)
TFN(タックスファイルナンバー)は口座開設の必須条件ではありませんが、提示しないまま放置すると、口座につく利息に対して高い税率(約47%)で源泉徴収されてしまいます。働き始めたら早めに TFN を取得して、登録しておきましょう。
口座開設の流れ
- 銀行を選んでオンライン申し込み氏名・住所・連絡先などを入力。渡航前でも申し込める銀行があります。
- 支店で本人確認パスポートを持って店舗へ行き、本人確認の手続きをします(オンラインのみで完結する銀行もあります)。
- デビットカードを受け取る数日〜1週間ほどで届くか、店舗で即日発行されます。
- カードのアクティベートと PIN 設定ATM またはアプリで暗証番号(4桁)を設定すれば、その日から使えます。
主要4銀行のざっくり比較
口座維持費は条件付きで無料になる銀行がほとんどです(毎月一定額の入金がある、25歳以下など)。条件を満たさない場合、月4〜5AUD 程度かかることがあります。また、生活費を分けて貯めたい人は「Savings Account(貯蓄口座)」を併用するのもおすすめです。Everyday Account より高い金利がつきます。
| 銀行 | 口座維持費 | 貯蓄口座の金利目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| CommBank | 条件付きで無料 | 標準 約1.7% p.a. ボーナス込み約4.4%(5ヶ月限定) | 国内最大級の ATM・支店網。アプリが使いやすい。 |
| ANZ | アプリ口座は無料 | 条件達成で約4.1% p.a.(継続的) | ワーホリ利用実績が豊富。 |
| NAB | 条件なしで無料 | 標準 約1.4% p.a. ボーナス込み約4.4%(4ヶ月限定) | 無条件で維持費無料。 |
| Westpac | 条件付きで無料 | 標準 約1.0% p.a. 条件+ボーナスで約4.7% | 地方都市でも支店が多い。 |
※ 2026年6月時点の目安。RBA の政策金利変動や各銀行のキャンペーンにより変わります。口座を開く前に必ず公式サイトで確認を。
日本のメガバンクの普通預金金利は2026年6月時点で年0.3%(8月から0.4%予定)。オーストラリアは標準で1〜1.7%、条件付きで4%台まで狙える口座もあります。日本では金利を気にせず銀行を選んでいた人も多いと思いますが、オーストラリアでは金利差が無視できないレベルなので、銀行選びの判断材料の一つに入れる価値があります。
金利、ちゃんと選ぶ価値あるよ
結論、迷ったらANZ が無難だと思います。ANZ Plus というアプリで口座開設が完結しやすく、パスポート・現地住所・電話番号さえあればスマホだけで進められます。また、貯蓄口座の金利が「最初の数ヶ月だけ高くて後で下がる」導入ボーナス型ではなく、条件を満たし続ければ約4.1%が継続するタイプなので、長くワーホリ生活を送るなら結果的にお得になりやすいです。
ファームジョブなどで地方を転々とする予定があるなら、ATM 網の広い CommBank や Westpac も検討してみてください。
筆者は CommBank(Commonwealth Bank)を使っていました。口座開設のために一度支店に出向いて書類を揃える必要がありましたが、当時は英語もほとんど話せない状態。でも店員さんがとにかくフレンドリーで、こちらのペースに合わせてゆっくり説明してくれたので、特に難しいことは一切なかったです。「英語が心配で銀行手続きが怖い」という人も多いと思いますが、構えなくて大丈夫。むしろ拙い英語でやりとりする体験そのものが、ワーホリ最初の小さな自信になったりします。
行ってみたら意外となんとかなる
よくあるつまずきポイント
「住所が決まっていないと口座を開けないと思っていた」という声をよく聞きますが、多くの銀行は仮の滞在先住所でも申し込みを受け付けてくれます。引っ越しでオーストラリア国内の住所が変わったときは、必ずアプリやネットバンキングから住所変更をしておきましょう。郵送物が届かず、後々の本人確認で困ることがあります。