Life

海外旅行保険・OVHC ― ワーホリの保険の選び方

読了目安 6分最終更新 2026年6月

「保険って入らなきゃダメ?」ワーホリの保険は種類が複雑で分かりにくい。義務なのか、何を選べばいいのか、正確に整理しました。

ワーホリに保険は義務?

まず正確な話をします。ワーホリビザ(subclass 417/462)は、学生ビザと違って保険加入が「法的な必須条件」ではありません。学生ビザ(500)には OSHC 加入という明確な義務がありますが、ワーホリにはそれに相当する強制加入義務はない、というのが正確なところです。

⚠ でも、入るべき

義務ではない=入らなくていい、ではありません。オーストラリアの医療費は非常に高額で、入院すると1日 A$1,500〜4,000 以上かかることも珍しくありません。ワーホリは Medicare(公的医療)の対象外なので、無保険で大きな怪我や病気をすると、数十万〜数百万円の請求が来ます。実質的に「入らないと危険」です。

保険の3タイプ

ワーホリが選べる保険は大きく3種類あります。目的に応じて選びましょう。

① 日本の海外旅行保険

日本の保険会社(損保ジャパン、AIG など)が提供する、渡航者向けの保険。日本語でサポートが受けられ、キャッシュレス診療に対応していることが多いのが強み。1年間で10〜20万円程度。

こんな人向け:日本語サポートを重視したい人、最初の1年の人

② OVHC(Overseas Visitor Health Cover)

オーストラリアの保険会社(Bupa、nib、Medibank、Allianz など)が提供する、現地の医療保険。現地の病院ネットワークに強く、日本の保険より安いことが多い(年 A$700〜程度〜)。英語でのやりとりが基本。

こんな人向け:長期滞在の人、コストを抑えたい人、現地に慣れている人

③ クレジットカード付帯保険

一部のクレジットカードに付いてくる海外旅行保険。ただし補償期間が「出国から90日間」などと短く、ワーホリの長期滞在では途中で切れるのが難点。あくまで補助的な位置づけです。

こんな人向け:短期の補助として、他の保険と組み合わせて

RHCA(相互医療協定)について

イギリス・アイルランド・ニュージーランドなど一部の国は、オーストラリアと相互医療協定(RHCA)を結んでおり、Medicare の一部を使えます。ただし日本は RHCA の対象外なので、日本人ワーホリは Medicare を一切使えません。保険は必須と考えてください。

保険選びのチェックポイント

  • 補償期間が滞在全体をカバーするか:1年ワーホリなら1年間フルカバーの保険を。途中で切れると無保険期間ができます。
  • 待機期間(Waiting Period):多くの保険で、既往症は12ヶ月の待機期間があります。一般治療も2ヶ月待機の場合があります。
  • 既往症の扱い:持病がある人は、カバーされるか必ず確認を。渡航中に発症したものは「既往症」扱いされることがあります。
  • アンビュランス(救急車):オーストラリアは救急車が有料(数百〜千ドル超)。カバーされるか確認しましょう。
  • 歯科・処方薬:基本プランではカバーされないことが多い。必要なら上位プランを。
✏ YourMate's Note

「若いし健康だから大丈夫」と無保険で来る人が一定数いますが、これは本当に危険です。ワーホリは肉体労働も多く、ファームや建設現場での怪我、交通事故、食中毒など、リスクは意外と高い。実際に無保険で大怪我をして、帰国せざるを得なくなった人も見てきました。保険はケチらないでください。

保険だけは絶対ケチっちゃダメ

加入のタイミング

日本の海外旅行保険は出国前に加入するのが基本です。OVHC は渡豪後にオーストラリア国内から加入することもできます。どちらにせよ、無保険期間を作らないよう、渡航初日からカバーされる状態にしておきましょう。ビザ申請時に保険加入証明を求められるケースもあるので、早めに手配するのが安心です。

FAQ

保険についてよくある質問

ワーホリは保険に入らないと違法ですか?+

違法ではありません。学生ビザと違い、ワーホリ(417/462)には保険加入の法的義務はありません。ただし Medicare が使えず医療費が高額なため、加入は強く推奨されます。実質的に「入らないと危険」です。

日本の海外旅行保険と OVHC、どちらがいいですか?+

日本語サポートやキャッシュレス診療を重視するなら日本の海外旅行保険、コストを抑えたい・長期滞在なら OVHC が向いています。英語に不安がある最初のうちは日本の保険、慣れてきたら OVHC に切り替える人もいます。

クレジットカードの保険だけで足りますか?+

不十分なことが多いです。カード付帯保険は補償期間が90日程度と短く、ワーホリの長期滞在では途中で切れます。メインの保険として頼るのは避け、あくまで補助として考えましょう。

このページで解決しなかった疑問、ある?

Q&A ページにもよくある質問をまとめています。保険は条件が複雑なので、契約前に必ず各社の約款を確認してください。

Q&A ページを見る